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東京大学附属図書館アジア研究図書館
上廣倫理財団寄付研究部門
Uehiro Project for the Asian Research Library

COLLECTION

【DATABASE】中華経典古籍庫

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<仕様変更のお知らせ>
この程、『中華経典古籍庫』では、セキュリティ向上を目的として、2019年3月末に機関ユーザーであっても、一部の機能(コピーや再検索などの右クリックメニューで選択する機能)については、携帯電話番号による個人アカウントの登録とログインを必須とする仕様に変更になりました。詳しくは下記、利用方法をご参照ください。その他の機能については従来通りユーザー登録をせずご利用いただけます。

「中国経典古籍庫」

「中華経典古籍庫」は、中国の中華書局をはじめとする出版社がこれまで出版してきた中国古典籍(漢籍)整理本をフルテキスト電子化したもので、整理本の全文テキストデータと版面画像データを収録しています。以下、その概略をご紹介します。

中華経典古籍庫とは

「中華経典古籍庫」は中華書局をはじめとする中国の各出版社が手がけた漢籍整理本(版本の内容に基づき活字化し、句読点、注解、校訂記録などを付した洋装本)の成果を反映したものです。

収録規模
第1期:『史記』『漢書』『周易集解纂疏』『春秋左傳詁』『白虎通疏證』『潛夫論箋校正』『李太白全集』『杜詩詳注』『柳宗元集』など37タイトル293冊を収録。

第2期:『周易本義』『周易函書』『東觀漢記校注』『越絶書校釋』『中説校注』『朱子語類』『元好問詩編年校注』『戴震文集』など39タイトル136冊を収録。

第3期:「康有爲學術著作選」をはじめ、『元豐九域志』『太平寰宇記』『洞玄靈寶三師記』『道德經注釋』『屈原集校注』『建安七子集』など115タイトル438冊を収録。

第4期:中華書局刊『樊山政書』『祖堂集』『國榷』をはじめ、天津古籍出版社の『三十國春秋輯本』『山海經考釋』、齊魯書社の『補宋書刑法志』『六祖壇經箋注』、華東師範大學出版社の『復堂詞』『竹窗隨筆』など78タイトル405冊を収録。

第5期:『周易集解』『毛詩補疏』『爾雅音訓』『史記志疑』『錢竹汀先生行述』『太極圖説解義鈎沈』『諸子斠證』『南華真經循本』『鮑參軍詩注』『范成大佚著輯存』『全明詞』など241タイトル629冊を収録。

第6期:上海辞書出版社・安徽教育出版社の『全宋文』全360冊、鳳凰出版社の『史記扎記』『易林』、三秦出版社の『全隋文補遺』など124タイトル792冊を収録。

第7期:中華書局刊の『天一閣遺存書目』『天一閣訪歸書目』『飲冰室合集』、岳麓書社の『船山全書』『曾國藩全集』『胡林翼集』『湘軍志』など462タイトル703冊を収録。

第8期:中華書局刊の『孟浩然詩集校注』『劉禹錫全集編年校注』『馬建忠李鴻章往來電稿』『重訂中晚唐詩主客圖』『文鏡秘府論校箋』など355タイトル525冊を収録。

第9期:中華書局刊『釋名』『爾雅』、上海書畫出版社刊『東圖玄覽』『詹氏性理小辨(書畫部分)』、大象出版社刊『全宋筆記』シリーズ、鳳凰出版社刊『常州歷史文獻叢書』第一輯・第二輯、浙江古籍出版社刊「浙江文叢」シリーズなどを収録。

第10期:中華書局刊『中華大藏經(漢文部分)續編』、黄山書社刊『姚鼐詩文集』、三秦出版社『陝西金石文獻彙集』、中州古籍出版社刊『中國茶書全集校證』、天津古籍出版社刊『中國荒政書集成』、鳳凰出版社刊『清代詞話全編』などを収録。

NEW! 
第11期:中華書局刊『中華大藏經(漢文部分)續編:漢傳注疏部10・11「新編諸子集成續編」の『吴子集釋』 『孔子家語校注』 「中國古典文學基本叢書」の『劉孝標集校注』 『王安石詩箋注』 『王褒集校注』などを収録。

中華経典古籍庫に収録されている資料リストは、東方書店HP(https://www.toho-shoten.co.jp/er07/chukakeiten.html)に掲載されていますので、あわせて御覧ください。

このデータベースの主な機能として、下記の5点が挙げられます。

⑴ 検索:「全文検索」「書刊検索」「異称関連検索」「あいまい検索」の4つの検索機能を備え、「異称関連検索」では、繁体字・簡体字、異体字の連想検索の他に、人名や地名の異称、別号、謚号などでも自動検索が可能です。第1期から第8期までのすべてを対象に行うことができます。

⑵ 編集:コメント付加機能を備えています。アカウント登録すれば、再ログインするたびに以前の情報を引き継ぎ、更新することができます。

⑶ 表示:原版の版面画像とテキスト本文とが同一ページで対照表示できます。

⑷ 自動引用文生成:本文からコピーを実行した場合、自動的に文献の出典情報が添加されます。

⑸ 専名詞庫:人名、篇目、事件、地点、職官、紀年などの専用データベースです。

中国基本古籍庫との相違点

「中華経典古籍庫」は、漢籍のテキストデータベースであるという点でU-PARLが2014年度に導入した「中国基本古籍庫」と共通していますが、収録書の点数において「中国基本古籍庫」は1万種、「中華経典古籍庫」は1096種と、規模が異なります。

また、「中国基本古籍庫」は前近代の伝統的な印刷術によって出版された優良な版本のテキスト・画像をそのまま提供しています。原典に即した研究に向いていますが、句読点など読解に役立つ情報は一切付けられていません。

一方「中華経典古籍庫」は、近代的印刷術によって出版された整理本(校訂本)に基づいており、句読点や校訂記録、近現代の学者による注釈なども附随していて、読解に便利です。本文理解の利便性という点で、「中華経典古籍庫」の価値は高いといえるでしょう。「中華経典古籍庫」は利用者のテキストに対する深い理解を助ける句読、注解、校訂、高い検索機能、コメント機能を備えており、これらは「中国基本古籍庫」にはない長所となっています。

利用方法

【学内限定】こちらよりお入りください。「データベース一覧」からも入ることができます。学外からのアクセスについてはこちらをご参照ください。

【ログイン方法】
ログイン方法はこちらをご参照ください。

※コピーや再検索などの右クリックメニューで選択する機能等を使う場合は、個人アカウント登録が必要となります。詳しくはこちらをご参照ください。

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