上原究一 副部門長・兼務教員(東洋文化研究所准教授)

研究テーマ

専門は中国古典文学、書誌学。元・明・清代の白話文による通俗文学と、その興隆をもたらした商業出版の伸張について研究を進めている。具体的には、『西遊記』の出版史及びそれに関わった書坊(出版業者)の活動状況や、『三国志演義』における張飛の人物像の形成過程についての考察に取り組んでいる。

経歴

2003年 東京大学文学部言語文化学科中国語中国文学専修課程卒業
2005年 東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻中国語中国文学専門分野修士課程修了
2006-2008年 首都師範大学文学院留学(中国政府奨学金高級進修生)
2013年 東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻中国語中国文学専門分野博士課程単位取得退学
2016年 同修了(博士[文学])

2011年 北京大学国際漢学家研修基地訪問研究員
2013-2015年 日本学術振興会特別研究員PD(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫)
2015-2018年 山梨大学大学院総合研究部准教授
2018年- 東京大学東洋文化研究所新世代アジア研究部門准教授、U-PARL兼務教員

主要業績

「世德堂刊本《西游记》传本考述」(『文学遗产』2010年第4期)
「『李卓吾先生批評西遊記』の版本について」(『日本中国学会報』63、2011)
「丈八蛇矛の曲がりばな――張飛像形成過程続考――」(『三国志研究』7、2012)
「金陵書坊周曰校万巻楼仁寿堂と周氏大業堂の関係について」(『斯道文庫論集』48、2014)
「明末の商業出版における異姓書坊間の広域的連携の存在について」(『東方学』131、2016)

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