研究テーマ
大きく3つに分けられるが、日本仏教における戒律の受容と展開、仏教の冥想である止観の研究、 及び唱導や論義に関する研究が、主要なテーマである。仏教学分野から、仏教思想の解明に取り組み、幅広く比較文化的な視点で捉えたいと考え、インドから東南アジア、そして中国、韓国、台湾とアジアの東半分に目を向けている。最近はとくに冥想に関心を持ち、仏教学の現代的な意義を見いだすことも模索中である。
経歴
東京大学大学院修了、博士(文学)。
学術振興会特別研究員、東方研究会研究員、愛知学院大学教授を経て、 2011年4月に東京大学大学院人文社会系研究科教授に着任。
2016年4月よりアジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門部門長・兼務教員。
主要業績
『中世初期南都戒律復興の研究』,法蔵館,1999,[第2版]2012
『日本仏教の教理形成』,大蔵出版,2009
『仏教瞑想論』,春秋社,2008
『日本仏教史』,春秋社,2015
『日本の宗教』(訳著),春秋社,2007