研究テーマ
専門分野は朝鮮語学と書誌学。ハングル文献を中心に歴史言語学的、書誌学的な側面から検討している。具体的には朝鮮王朝時代に刊行された『三綱行實圖』や『續三綱行實圖』などについて、現伝する刊本の系統関係を解明し系統図を描く作業に取り組んでいる。
また、現代朝鮮語について形態論や造語論、語彙論に関心を持って朝鮮語の色彩語についての研究も行っている。
経歴
東京大学大学院人文社会系研究科韓国朝鮮文化研究専攻修了、(博士(文学))。
東京大学大学院人文社会系研究科助教を経て現職。
主要業績
[論文]- 「 『續三綱行實圖』研究」、東京大学博士論文、2023年
- 「色彩名詞검정の語彙変遷過程について」 『韓国朝鮮文化研究』22-1、2023年
- 「 『三綱行實圖』大英本の特徴と系譜の再考」 『朝鮮学報』249 、2019年
- 「現代朝鮮語における色彩語について : 「黒」を表す色彩語を中心に」 『朝鮮語研究』7、2017年
- 朝鮮学会研究奨励賞, 「 『三綱行實圖』大英本の特徴と系譜の再考」(2022年、 朝鮮学会)