2022-2023年度U-PARL協働型アジア研究一覧

U-PARLの第二期(2019〜2023年度)のミッションの中心は協働型アジア研究の拠点形成であり、2022〜2023年度は以下の7つの研究プロジェクトを実施いたします。


プロジェクト1
「古代エジプト研究の総合知創出に向けた基礎的取り組み」
代表:永井 正勝(U-PARL特任准教授)

本プロジェクトでは様々な学問分野の古代エジプトの研究者が集い、情報共有を行うことにより、暗黙知を可視化させるとともに古代エジプト研究の総合知を創出する仕組みについて議論を行う。また、古代エジプト研究の総合知を次世代へ継承すべく、インターカレッジの教育を実践し、若手研究者の養成に努める。
プロジェクト詳細

プロジェクト2
「アジア情報資源の組織化に関する研究:目録作成ワークショップとマニュアル作成」
代表:徳原 靖浩(U-PARL特任助教)

アジア諸地域の資料を適切に組織化し利用に供することを目的に、アジアの諸言語の基本的な文法の知識や、コンピューター上で外国語を扱うための注意点、各地域の出版物に特徴的な出版の形式と目録規則の関係等について、ノウハウや課題を共有するためのワークショップを開催し、その内容を元に、図書館で作業者が参照するための目録作成の手引きを作成、公開する。
プロジェクト詳細

プロジェクト3
「東京大学蔵『水滸伝』諸版本デジタルデータの整備およびこれを用いた研究」
代表:荒木 達雄(U-PARL特任研究員)

東京大学アジア研究図書館デジタルコレクション」にて公開中・公開予定の『水滸伝』諸版本の版面画像を、本文、批評、書き入れのテキストデータと連動させて閲覧でき、版本間の横断検索も可能な「水滸伝版本対照プログラム」を作成する。その過程において得た知見を活かした研究も展開する。
プロジェクト詳細

プロジェクト4
「近現代東南アジアにおける出版に関する研究:ベトナムとタイを中心に」
代表:澁谷 由紀(U-PARL特任研究員)

近現代東南アジアにおいて、国家による出版政策がどのように展開してきたのか、社会的・経済的変容に伴い出版業界がどのように変容してきたのかについて考察する。特に、植民地支配や分断国家を経験し現在の政治体制が共産党一党支配であるベトナムと、植民地支配を経験せず、現在の政治体制が立憲君主制であるタイという二つの対照的な国に焦点を当てる。
プロジェクト詳細

プロジェクト5
「南アジア関連資料のデジタル画像化とテキスト化に関する研究」
代表:須永 恵美子(U-PARL特任研究員)

ウルドゥー語は、文芸書や宗教書を軸に出版文化が盛んな言語であり、ムスリム知識層が発行する数多くの新聞や雑誌が社会運動を牽引してきた。本共同研究では、ウルドゥー語を中心とした南アジアの資料のデジタル画像化とテキスト化に取り組む。その過程で南アジアの資料利用や著作権についての情報の整理、テキスト化の技術的な方法論の蓄積を行う。
プロジェクト詳細

プロジェクト6
「東京大学所蔵アジア研究情報資源の組織化と公開に関する研究」
代表:中尾 道子(U-PARL特任研究員)

東京大学が開学以来蓄積してきたアジア研究情報資源は、学術上極めて重要な価値を有しながら、その全容については未だ十分な調査・整理がなされていない状況にある。本研究では北東アジア研究情報資源を中心に情報を集約して一覧化するとともに、その資料的性質を明らかにし、デジタル化を含めた公開方法を検討することで学術的な利用の促進を図ることを目的とする。
プロジェクト詳細

プロジェクト7
「フンの時代における中央ユーラシア〜南アジアの歴史と社会」
代表:宮本 亮一(U-PARL特任研究員)

4世紀中頃から6世紀後半頃、中央ユーラシアから南アジアに「フン」と呼ばれる諸集団が展開したことは良く知られているが、これらの集団の動向や当時の社会の状況には未だ不明な点が多い。本研究では、考古、美術、言語、歴史の専門家が共同し、支配者と被支配者の視点からこの時代の資料を再検討し、歴史と社会の諸相を総合的に研究する。
プロジェクト詳細