2015年1月31日(土)、U-PARLシンポジウム「むすび、ひらくアジア—アジア研究図書館の構築に向けて」が開催されました。U-PARLが設立されてから初めてとなるこのシンポジウムは、アジア研究図書館設立に向けて、「アジア」とは何か、日本から、そして東京大学から発信する「アジア研究」とはどうあるべきか、またこれからの東京大学の図書館はどのような役割を担うべきかについて、真っ向から問いかけるものとなりました。この問いに対して、各分野を代表する5名の専門家が、それぞれの見地から論じ、熱のこもった討議がなされました。
当日配布されたパンフレットはこちらから閲覧・ダウンロードできます(96ppi)
木村U-PARL部門長による開会の辞
冨澤かなU-PARL副部門長による講演「<アジア>を考える—インドの事例に見るその意味と困難」
下田正弘教授による講演「仏教学知識基盤から照らすデジタル・ヒューマニティーズの現在と図書館の未来」
古田元夫附属図書館長による講演「東京大学図書館の未来とアジア研究図書館—東南アジア研究者の視点から」
質疑・討論の様子
末廣昭U-PARL兼務教員による閉会の辞
また、当日、会場内では展示スペースを設け、今年度にU-PARLが獲得したコレクションの一部を展示しました。
上写真:寄贈資料等の展示 下写真:U-PARLが今年度導入したオンライン・データベース『中国基本古籍庫』の解説風景
部門員一同、ご来場いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
今後、このシンポジウムで得たものを糧に、よりよい研究図書館を築いていけるよう取り組んで参りたいと思います。これからもご支援どうかよろしくお願い申し上げます。
U-PARL部門員一同