2025年8月6日、アジアンライブラリーカフェ010「恩師が導いてくれたアジアへの道」が開催されました。
「平和をつくる農学のビジョン:これから大学で学ぶ方、大学生、卒業生、同僚・先輩・後輩たちへ」のタイトルで、東京大学農学生命科学研究科の鴨下顕彦先生が、“Let Us Beat Swords into Plowshares”(剣を打ち直して鋤とする)の理念のもと、お話くださいました。

参加者たちからは、次のような感想を賜りました。
「和解のための学術というところにとても共感できた。政治的な問題を乗り越えて繋がれるという農業の魅力、そして政治的な問題を乗り越えて共有されなければいけない農学の意義というものを感じることができた。」
「平和をつくる活動をしたく国際政治学部などに進もうと思うと同時に、食や環境問題に興味があるため農学部に進学したいという思いがありました。どちらかを選ばなくてはならない、あるいはどちらかを捨てなくてはならないという悩みをずっと抱えていたのですが、鴨下先生がされている研究は両方の思いが当てはまるものだと思い、そういった研究内容があると知れたので本プログラムは意義深いものだと思います。」
「私自身文系のため、農学とは遠い世界だなと思っていましたが、今回鴨下先生の農学に対する想いや体験から普段は知れなかったことを知れて講演を聞いてよかったと思いました。」
「非常に心に沁みる講演でした。母と一緒に講演を拝聴し、母も知らないことを知ることができ非常に有意義な講演だと申しておりました。」
「鴨下先生の熱い想いや、農学が持つ幅の広さ、深さを改めて感じるイベントでした。U-PARL独自視点からの取り組みを今後も期待しております。」
ご講演くださった鴨下先生、司会をお引き受け下さった志水正敏さん、そのほか対面でご参加くださった総合図書館の皆様方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
25.Aug.2025
