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東京大学附属図書館アジア研究図書館
上廣倫理財団寄付研究部門
Uehiro Project for the Asian Research Library

NEWS

東南アジアワークショップ「仏領インドシナ ベトナムにおける 建築/美術/文学」を開催しました

2025年10月25日、東京大学本郷キャンパスにおいて東南アジアワークショップ「仏領インドシナ ベトナムにおける 建築/美術/文学」を開催しました。

当日は生憎の雨天でしたが、40名の方がお集まりくださり、熱心に報告に耳を傾けてくださいました。

フロアをまじえてのディスカッションも、多くのご質問をいただき、会場は熱気に包まれました。

 

参加された研究者の方々からは、次のような感想を賜りました。

「全体として非常に充実した内容で大変楽しかった。そのなかでも、「1940年代の佛印における藝術政策─ 関口俊吾を中心に─」 二村淳子先生の発表が素晴らしかった。私の研究、興味とも重なり、知的な刺激をたくさん得た。この様な企画が今後あれば是非参加してみたいです。」

「とても興味深い。
(あえて言えば、各発表の基本的概念、たとえば「日仏共同支配」「芸術工作」「児童書」について、日仏の仏がどの程度ヴィシー政権なのか、政策または工作がどの程度本国(日本)政府の指令を受けていたのか(それほど受けていなかった?)、児童書といって、どれ程流通していた(流通できた)のか、等々、もう少し解きほぐしてくださったら!)
その意味では、岡田先生の解説がありがたかったです。」

「どの発表も大変興味深く拝聴しました。展示もなかなか見られない貴重な資料が多く、それらを手に取って見ることができ、嬉しく思いました。」

「普段発表や講演をお聞きすることがないテーマなので、大変勉強になりました。また、このようなイベントがないとお会いできない方にもお話しできました。企画して頂きありがとうございました。」

「建築史に関してしか知らず、美術・文学に関してはあまり知見がない状態で参加させていただきましたが、大変興味深くわかりやすいパネリストの方々のご報告で見識が広がりました。強いて言うならディスカッション時間が短かったのが残念です。パネリストの皆さまや他の先生方が、色々お話されるのを伺いたかったな、と思いました。」

「三人の先生方のご発表の順番が、拝聴者の想像力にとても働きかけてくださいました。建築、芸術、文学の順番は、まるで「形あるもの」から、「形をなすこと」、「形のないもの」の比重が、三様の活動へ徐々に重心が移るかのように、有形無形を横断しパノラマのように広がり、作品から心性の双方向に、あたかも仏領期の空間へ旅に誘われるようでした。最後の田中先生のご発表で、戦争といった現在も緊迫する問題点を挙げられたところは、歴史の有形無形の遺産の破壊に顧み、植民地期を学ぶことから普遍的な問題意識へ目を向けさせられました。ありがとうございました。」

今後の東南アジア研究にもぜひご期待ください。

25.Oct.2025