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東京大学附属図書館アジア研究図書館
上廣倫理財団寄付研究部門
Uehiro Project for the Asian Research Library

NEWS

須永恵美子特任研究員による『イスラーム・デジタル人文学』(U-PARL協働型アジア研究叢書)が刊行されました

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2024年2月、須永恵美子特任研究員が中心となった協働型アジア研究プロジェクト5「南アジア関連資料のデジタル画像化とテキスト化に関する研究」の研究成果として『イスラーム・デジタル人文学』が人文書院より発行されました。

須永特任研究員は1章、4章、コラム9、資料編の執筆を担当しております。U-PARLからは、徳原特任助教もコラムに参加しております。共同編者の熊倉和歌子先生はU-PARLの創設時メンバーです。

 

●人文書院のサイトはこちら


須永恵美子、熊倉和歌子 編著『イスラーム・デジタル人文学』(人文書院、2024年2月)
ISBN: 978-4-409-42025-6

 

第1章 イスラーム・デジタル人文学ことはじめ   須永恵美子
Column1 アフガニスタン関連資料の電子化――紛争地域における研究資料活用の可能性   登利谷正人

第2章 デジタル化される聖典――クルアーンとハディースの音と文字   竹田敏之
Column2 オンライン説教――YouTubeとInstagram時代のイスラーム   黒田彩加

第3章 閉じられたテキストを世界に向けて広げる――デジタル人文学とイスラーム法学のテキスト研究   塩崎悠輝
Column3 Unicodeとアラビア文字――文字をグローバルに繋げる仕組み   徳原靖浩

第4章 自動文字認識とテキスト化――Transkribusによるウルドゥー語の自動翻刻   須永恵美子
Column4 マイナー手書き書体のデジタル化——Transkribusを用いたアラビア語マグリビー体写本の翻刻   棚橋由賀里

第5章 計量テキスト分析――文字データを量的に解析する方法   山尾大
Column5 アラビア語史料を遠読する――Voyant Toolsを用いた『歴史序説』解析の試み   荒井悠太

第6章 TEIガイドラインとOpenITI mARkdown――マークアップ手法を用いた歴史研究と分析   熊倉和歌子
Column6 RDF——断片的な歴史知識をデータ化する   太田(塚田)絵里奈

第7章 ネットワークを可視化する――近世マグリブの伝記史料を題材に   篠田知暁
Column7 オスマン帝国史とデジタル人文学――MapOE、コチ大学、ウィーン大学   河合早由里

第8章 五線譜のデジタル化――クルアーン第1章第2節を例に   石田友梨
Column8 ソーシャルメディアとイスラーム――新しいメディアによる実践を理解する   二ツ山達朗

第9章 人工衛星で人間活動を測定する――夜間光画像を利用したラマダーンの分析   渡邊駿
Column9 IIIF――世界のデジタル資料を比較して閲覧する   須永恵美子

資 料 イスラーム圏のデジタル資料を扱う研究プロジェクト・公文書館・デジタルアーカイブ   須永恵美子
あとがき
索 引

February 13, 2024