【報告】別館ライブラリープラザ・トークセッション3「アジア研究図書館はどんな場所?」

【報告】別館ライブラリープラザ・トークセッション3「アジア研究図書館はどんな場所?」

リニューアル・オープンしたライブラリープラザにて、2018年10月18日にU-PARLスタッフによる発表が行われました。そのタイトルは、別館ライブラリープラザ・トークセッション3「アジア研究図書館はどんな場所?」です。

  • 日時:10/18(木)17:00~18:30
  • 講演:U-PARL(アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門)スタッフ
  • 場所:総合図書館別館 ライブラリープラザ内

イベントの紹介は総合図書館WEBサイトでもなされていますが、U-PARLからも簡単にご報告したいと思います。


U-PARLは2014年4月1日に附属図書館に設置された寄付研究部門です。今回のイベントでは、U-PARLの5年間の活動を、(1)アジア研究図書館構築支援、(2)サブジェクト・ライブラリアン設置の調査、(3)資料のデジタル化と利活用、(4)研究支援・学習支援に分けて報告しつつ、(5)U-PARLスタッフの研究紹介を行いました。

それぞれの内容の概要は以下の通りです。

(1)アジア研究図書館構築支援/(2)ジェクト・ライブラリアン設置の調査
アジア研究図書館は学内に分散して所蔵されているアジア関連の研究資源を可能な限り集約させ、世界的な研究拠点の形成を目指す試みであり、現在、2020年度の開館を目指して、関連する教員や図書系職員が力を合わせて準備を進めています。U-PARLでも、開館に向けて、フロアプランの提案、図書分類の作成、資料収集、データベース購入などを行ってきました。現在、U-PARLが購入した図書は、総合図書館3階に一時配架され、利用に供しています。また、研究図書館を新たに構築するために、海外の図書館の視察ならびにサブジェクト・ライブラリアンとの交流を図っています。2018年度の前期はハワイ大学マノア校に訪問し、数々の助言を頂きました。

(3)資料のデジタル化と利活用
U-PARLでは総合図書館所蔵の貴重書を含め、特に東アジア系資料のデジタル化と公開を行ってきました。2017年度より漢籍・碑帖拓本資料の画像をFlickrで公開してきましたが、東京大学デジタルアーカイブズ構築事業の協力のもと、現在は、IIIF画像の公開を行っています。また、画像を公開するだけではなく、メタデータやアノテーション付与に関する研究も行っています。

(4)研究支援・学習支援
図書系職員を対象とした目録ワークショップ、若手研究者を対象とした文献探索セミナー、一般向けのトークイベントであるアジアンライブラリーカフェを開催するなど、研究成果の社会的還元や若手研究者育成にも務めています。

(5)U-PARLスタッフの研究紹介
それぞれのスタッフの研究については、本WEBのスタッフのコーナーに簡単に記載がありますし、スタッフ同士で仲間の研究について簡単に知ってはおりましたが、今回、それぞれのスタッフがスライドを交えながら自らの研究について紹介することにより、U-PARLのスタッフが対象とする研究領域の多様性を示すことができたかと思います。

附属図書館長をはじめ、数多くの方にお越し頂きました。U-PARLスタッフ一同、関係者ならびに出席者に感謝を申し上げる次第です。

【参考記事】
東京大学附属図書館に「アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門」が設置されました。(新図書館計画「アカデミック・コモンズ」)
末廣昭「アジア研究図書館」とは何か?