U-PARLは、研究企画「文理融合・東西融合―Society5.0における人のより善き生き方を軸に」を実施しています。そのなかで、2024年は年度テーマ「Society5.0における心のゆたかさ」について、東京大学全学の智の邂逅する場である附属図書館を軸に、分野を超えて知識を融合させ、蓄積することによって、社会課題を志向した学知の形成を目指しています。本ワークショップでは東京大学を中心として瞑想/観想の研究者をあつめ、それぞれの研究アプローチによる現状を共有し、これをもって、新たな研究者のコネクションのもと、瞑想指導のより良いありかたを中心に、瞑想/観想研究の次のステップがいかにあるべきかを討議していきます。
まず、瞑想/観想を指導するありかたを議論の焦点とし、スティーブン・マーフィー重松教授(スタンフォード大学)より西洋における心理学の立場からの取り組みをご講演いただきます。これに対し、東洋の仏教の立場からの取り組みについて蓑輪顕量教授(東京大学大学院人文社会系研究科・U-PARL部門長)から話題を提供しし、さらに東西における坐禅指導の経験を持つ藤田一照師(曹洞宗国際センター)にそれらを架橋する立場からご講演をいただきます。そののち、リトリートを交えつつ、全体討論で議論を深めたいと考えています。
開催概要
日時:2024年10月6日(日) 13時~16時45分
会場:東京大学駒場キャンパス
※本郷キャンパスではございません。ご注意ください。
※会場情報詳細は参加の確定した方に10月3日(木)までにメールにてお知らせいたします。
開催形式:対面
定員:10名 (要事前申込・9/29まで受付)
※事前申込みのない方は当日会場へお越しになっても入場できません。
参加資格:瞑想/観想に関心のある研究者・学生
参加費:無料
主催:東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)
プログラム
司会:高橋美保(東京大学大学院教育学研究科教授・U-PARL兼務教員)
一色大悟(U-PARL副部門長・特任准教授)
趣旨説明
スティーブン・マーフィー重松(スタンフォード大学教授)
基調講演「Heartfulness has a way of living and dying」 ※英語による講演です(日本語逐次通訳有)
蓑輪顕量(東京大学大学院人文社会系研究科教授・U-PARL部門長)
話題提供「日本の仏教マインドフルネスにおける指導実践」
藤田一照(曹洞宗僧侶)
話題提供「「「「道元の普勧する坐禅」試論」
リトリート
※三昧堂(駒場キャンパス内にある坐禅堂)にて瞑想体験を行います。
リトリートをふまえた全体討論
※スケジュールの詳細は、参加の確定した方に10月3日(木)までにメールにてお知らせいたします。
参加申込
講演、リトリートとも[こちら]のフォームよりお申し込みください。(定員10名)
※参加の可否は10月3日(木)までにメールにてご連絡いたします。
※講演・リトリートともにご希望されても、定員の都合上、「講演のみ参加可、リトリートは参加不可」となる場合もございます。あらかじめご了承ください。
お問い合わせ
東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)
本ウェブサイト内 【CONTACT】よりお問い合わせください。
※お問い合わせの際は件名「10月のワークショップについて」とし、お名前と連絡先をご明記くださいますようお願いいたします。
17.Sep.2024